【剣盾S8使用構築】熱湯壁ドラパ展開【最終189位/2042】

 記事を閲覧して頂きありがとうございます。

 剣盾ではじめてレート2000を超えることができたので、自分が調子が良かった時の考え方を忘れないようにする意味も含めて構築記事を書きます。壁構築を使って個人的には良い成績を収めることができたので、壁構築を試してみたい方など参考にしていただければ幸いです。

 

 ざっと構築紹介(♂ばかりですが困らなかったし面倒なのでそのまま使いました。せいべつカプセル実装してください。)

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結果

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目次

  1. コンセプト
  2. この構築に至った経緯
  3. 個別紹介
  4. 基本選出
  5. 重かった相手
  6. 所感

 

1.コンセプト

 壁要員1ダイマエース3非ダイマ2で構築を組みました。基本の試合展開として、壁を張って起点を作ってから裏のダイマエースで2匹以上倒し残りを非ダイマ枠で処理することを目指しました。しかし、後述しますが、相手の構築によっては初手に非ダイマ→壁張り→ダイマエースの流れにするなど臨機応変に対応しました。

 

2.この構築に至った経緯

壁要員

 壁構築が好きなので今期も壁構築を採用。

 この構築で一番大事な壁要員ですが、ドラパルトに落ち着くまで以下のポケモンを試しました。解雇理由とともに挙げます。

  • アローラキュウコン:壁展開が読まれやすい。
  • ニャオニクス♂:壁展開が読まれやすい。あくび読みでラム持ちに起点にされて試合が終わる。
  • ロトム:タイプは優秀だが上から壁を張れないことが多い。他の型で使ったほうが強いと思う。
  • インテレオン:上から壁を張れるが紙耐久なのが心もとない。
  • キョダイラプラス:解禁当時は強いと思ったが絶妙に火力が足りない。S60のため上からみがわりを張られて壁ターンが無駄になる。壁は壁役が張り、その後エースをダイマさせたほうが強いと思う。
  • オーロンゲ:壁展開が読まれやすい。見た目が嫌。特に色違いは直視できないほどの気持ち悪さ。場に出てほしくない。

ドラパルトが壁要員として落ち着いた理由は個別紹介で詳しく述べますが、壁を張ってのろいで自主退場できる点と型が多すぎるので壁張型だと読まれにくい点が良かったです。

ダイマエース

  初手にドラパルトを投げると相手が不利対面だった場合にポリ2に引かれることが多かったです。また、自分の構築はとりあえずポリ2投げとけばいいやみたいな感じがあるのか、初手にポリ2が来ることも多かった気がします。そこで、環境に多いポリ2を起点にできるダイマエースを入れようと思いました。なお、ポリ2がドラパルトに対して投げられたときは必ず呪いを入れるように立ち回りました。

 ダイマエースは以下3体です。

トゲキッス

 昔から愛用している強運トゲキッス。壁を張っているのでポリ2程度のタイプ不一致抜群技なら大してダメージを受けない(HCポリ2放電壁込みで20-24%)。ただしほうでん麻痺が怖い。

マリルリ

 トゲキッスでは等倍でダメージを与えることのできないヒトム、セキタンザン等に強く出られるので採用。マリルリ対面ではポリ2がほうでんor10まんボルトを打ってくれるのでダイフェアリーで放電麻痺ケアをした後に安定して弱保が発動できました(HCポリ2放電壁込みで26.8-32%)。同じく環境に多いゴリランダーも壁構築なので強気に出して弱保発動の起点にできました。

ジバコイル

 上記2体ではラプラス、ピクシー(特に天然アッキ型)が重かったので採用。ポリ2対面では相手に有効打がないので必要に応じてとりあえず鉄壁を積みました。珠アナライズの超火力が偉かったです。等倍入れば並みの耐久ならワンパンできました。

 以上3体をダイマエースとして採用しました。もちろん全ての試合でポリ2が出てきたわけではありませんが、環境に多いポリ2対面で起点を作れるようにしたのが今期の成績に繋がったと感じています。

ダイマ

 対面性能が高い襷じたばたホルードと、受け構築や状態異常を撒いてくる相手に強く出られ、グラスラによるスイープ性能の高いラム持ち剣舞ゴリランダーを採用しました。ステロが撒かれないであろう時はほとんどホルードを選出しました。また、相手の構築によっては非ダイマ枠としてジバコイルを選出することもありました。

 

3.個別紹介

 

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ドラパルト@ひかりのねんど

特性:のろわれボディ

実数値:195(252)-×(A0)-95-120-96(4)-213(252)

技構成:呪い/リフレクター/光の壁/熱湯

調整:HSぶっぱ DL対策の端数D イカサマ対策A0

 

 本構築で大事な壁役。基本的に初手に投げました。アタッカー型のすりぬけドラパルトが減ったこともあり、今期は壁が有効に展開できました。確定急所の専用技があるウーラオスが今期から解禁されましたが、トゲキッスマリルリがなんとかしてくれるので重たいとは感じませんでした。また、型が読まれにくいので、初手ダイマ構築の相手が躊躇せずダイマを切ってくれたのが強かったです。壁構築を使うなら型の読まれにくいポケモンを壁役として使うことが良いと感じました。ただし、初手で物理型か特殊型かの判断を誤ると大変でした。今後、これ以上特殊エースバーンが増えないよう祈っています。

 熱湯の枠は前期までシャドーボールでしたが、今期はミミッキュが減ってきた(終盤また増えた気がしますが)のと、C無振りで与ダメが期待できないなら追加効果が優秀な熱湯に変えようと思い今期の序盤から変更しました。鬼火でもいいだろって思われるかもしれませんが、今まで壁張型のドラパルトを使ってきてノーウェポンだときつい場面が多々あったので鬼火は非採用としました。そしてなによりも使ってて面白かったです。相手の物理アタッカーに熱湯やけどが入り相手が不意を突かれて悩んで通信待機している間に1人でにやにやしている時が今期で一番楽しかったです。

 

選出率1位

 

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トゲキッス@するどいツメ

特性:きょううん

実数値:175(116)-×-115(4)-157(132)-135(4)-145(252)

技構成:悪巧み/大文字/エアスラッシュ/マジカルシャイン

調整:H16n-1 S+1で最速ドラパ抜き C余り BD端数

 

 構築のエース。Sは最速確定として、HCのバランスは悩みましたが、Cぶっぱしても強運で50%急所に当たることを考えるとオーバーキルになりがちなので耐久に回しました。

 壁展開なので多少の不利対面でも強気に悪巧みを積んでいきました。また、環境に威嚇持ちが多く初手ドラパルトに対してウインディギャラドスが投げられることが多かったです。そのため、ドラパルトがのろいで自主退場した後に安全に悪巧みを積めることが多く助かりました。ポリ2対面では相手が放電や冷ビを打ってくることがわかっていても悪巧みを積みました。壁を張っているのでHCだったとしても2割ちょっとくらいしか入りません。相手がダイマしてきても悪巧みを積んだごり押し火力で倒しました。しかし、放電の麻痺引きに毎回怯えていました。

 C+2でダイマしたトゲキッスがそもそも強いですが、強運で急所を引くとさらに強かったです。相手のダイマエースをワンパンしてくれたり、壁展開後に3タテすることも多々ありました。先述の通り、ヒトム入りのように壁展開+悪巧み+強運運ゲーでもきつい相手は別ですが、等倍以上で技が入る構築には積極的に投げていきました。それくらい強かったです。

 

選出率2位

 

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マリルリ@弱点保険

特性:ちからもち

実数値:175-102(252)-100-×-101(4)-112(252)

技構成:じゃれつく/飛び跳ねる/アクアブレイク/アクアジェット

調整:最速ASぶっぱ S+1で最速100族抜き DL対策の端数D

 

 力持ちうさぎ枠1匹目。ダイマエースとしてトゲキッスが出せないときに選出しました。はじめはオボンを持たせてHSベースのはらだいこ型で使っていましたが壁を張ったとしてもHPがわりと削れてしまいゴリラ等にすぐ落とされるのでやめました。次にASぶっぱで珠を持たせていましたがポリ2で詰むのでこれもやめました。

 上記2つの型を試した結果、環境にポリ2(ほうでんor10まんボルト)やゴリランダー(グラスラ等の草技)が多かったため弱保が安定して発動するのでは?と思い、この型に落ち着きました。持ち物が読まれにくかったので躊躇せずに相手が抜群技を打ってくれたのも良かったです。ポリ2対面の場合はほうでん麻痺が嫌なのでダイフェアリーから入ることが多かったです。アクアジェットの枠はもともと馬鹿力でしたが、先制技があれば勝てる試合が多かった気がしたので変更しました。

 ダイマエースにフェアリータイプが2体いるので毒タイプのドラミドロフシギバナが重くなるかもと当初は思っていましたが、壁を張っていて、かつ安定して弱保が発動してくれるので困らなかったです。(A+2ダイフェアリーでダイマH振ドラミドロ確2(78.7%-93.3%)A+2ダイジェットでダイマH振フシギバナ確1)

 最速にした理由はS+1で最速ミミッキュを上から殴れるようにしたかったからです。S+1で最速100族まで抜けるのでリザードンやゴリラ、ロトム系統(最速は少なくなった気がしますが)等も抜けるのが偉かったです。ただ、環境に襷カウンターが多かったので選出を悩む時もありました。

 

選出率4位

 

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ジバコイル@命の珠

特性:アナライズ

実数値:177(252)-×-136(4)-200(252)-110-80 

技構成:鉄壁/破壊光線/徹底抗戦/ライジングボルト

調整:HCぶっぱ 端数B

 

 この枠は普通のAS珠エースバーンでしたが環境に威嚇持ちやカウンター持ちが多いのと、ラプラスが重かった等の理由で変更しました。そしてなによりエースバーンに自覚が芽生えず火炎ボールや飛び膝蹴りの命中不安でストレスが溜まったので解雇しました。故うさぎ枠。

 技範囲が狭いのがネックでしたが、珠アナライズの超火力で等倍でも良いダメージが入る点が優秀でした。鉄壁はポリ2対面などの有利対面で相手の構築に応じて積んでおきました。徹底抗戦の枠はラスカと悩みましたが、ダイマ終了後実質もう1回ダイスチルを打てるので徹底抗戦で相手を削り裏のホルードの電光石火orゴリラのグラスラ圏内にする動きが強かったです。

 シーズン中盤はみがわり連打チイラミミッキュが減っていたような気がするのでよく投げていましたが、終盤になってきてミミッキュがまた増えだしダイマターンを枯らされがちだったので、あまりダイマさせませんでした。鈍足なので上からみがわりを張られてダイマターンが無駄になるのが嫌でしたが、そうでないときは強かったです。

 

選出率5位

 

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ホルード@気合の襷

特性:ちからもち

実数値:160-118(252)-97-×-98(4)-130(252)

技構成:地震/じたばた/岩石封じ/電光石火

調整:ASぶっぱ DL対策の端数D

 

 力持ちうさぎ枠2匹目。対面性能が高いので以前から愛用しています。ダイマエースで倒しきれなかった相手の残党処理が主な仕事でした。お互いラス1対面で相手がダイマしている状態でも襷じたばた+電光石火のコンボが非常に優秀でした。相手がみえみえの初手ダイマ構築の時は初手に投げて相手のダイマエースを落としていました。環境トップのエースバーン対策で増えたパッチラゴンに対して電気技をすかして地震で殴ることができる点も偉かったです。

 相手にカバルドンなどのステロ撒きがいるときは選出を悩みましたが、選出画面の上2つにマリルリとゴリランダーを置いてわざとらしくカバ出てくんなの圧力をかけていたこともあり、強気に選出することもありました。

 この枠は数戦だけ襷ミラコカウンターのトリトドンを使いましたが、ただのウミウシだったので解雇しました。自分の中で襷枠はホルードが一番使いやすかったです。

 

選出率3位

 

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ゴリランダー@ラムの実

特性:グラスメイカ

実数値:205(236)-194(252)-110-×90-108(20)

技構成:剣の舞/はたき落とす/ドレインパンチ/グラススライダー

調整:Aぶっぱ S同族抜き意識20振 H余り

 

 わからせパワーゴリラ。友人の調整を丸パクリしたので詳しくはこちらをご覧ください。

suzuki-games.hatenablog.com

 自分の構築のダイマエースではヌオーなどの天然入りの受け構築がきつかったので、実質かたやぶりの効果を持つ御三家専用キョダイ技を打てるゴリラを採用しました。非ダイマ枠でホルードが出せない時もグラスラのスイープ性能が高く残党処理がやりやすかったです。

 相手が受け構築の場合は必ず選出し活躍してくれました。ドヒドヌオーハピナスに対してダイマを切らずに3タテしてくれる試合もありました。A+6のドレインパンチで相手のダイマハピナスをワンパンした時はまさにパワーゴリラでした。ポリ2対面でも壁を張っていれば剣舞ドレインパンチで突破できました。

 初手に投げられやすい鬼火電磁波祟り目型のドラパルト読みで初手に投げることもありました。読みが外れて相手のドラパルトが火炎放射や大文字を打ってきたとしても耐久に振っているのでタイプ不一致の抜群技ならだいたい耐えてくれた点も偉かったです。

 

選出率6位

 

4.基本選出

 

①ドラパルト+トゲキッスホルード

 トゲキッスの通りが良いときは基本的にこの並びでした。体感で5割くらいはこの並びだったと思います。壁展開なのでタイプ相性が不利でも等倍以上入れば勝機はあるのでトゲキッスでごり押ししました。相手が初手ダイマ構築の時はホルードを初手に投げてから壁展開しました。

 

②ドラパルト+マリルリホルード

 相手にヒトム等トゲキッスでごり押しできないポケモンがいるときはこの並びでした。マリルリの弱保がうまく発動してくれたので弱保の持ち腐れになる試合が少なくて良かったです。

 

③ドラパルト+ジバコイルホルード

 主にラプラス入りの構築に対して投げました。ラプラスと同時にエースバーンなどのタイプ相性的に不利なポケモンが採用されていても壁展開なので強気に投げましたが、4倍弱点のダイアースを打ってくるドリュウズ、パッチラゴン入りの場合は悩みました。

 

④ゴリランダー+@2

 受け構築の場合です。受け構築に対してはゴリラがなんとかしてくれるので、必ず投げました。残りの2枠は相手に刺さっているポケモンを投げました。

 

5.重かった相手

 

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カバルドン

 トゲキッスで荒らして最後に襷ホルードで締める流れを作りたかったのでステロあくびループのカバが一番面倒でした。マリルリとゴリラで選出誘導をかけましたが、投げられる時は投げられるので非常にめんどくさかったです。ダイマエースとしてマリルリを投げた時は良かったですが、強気にトゲキッスを投げた時にカバが出できたときは困りました。

 

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ドラパルト(初手に出てくるタイプ。特に鬼火電磁波祟り目型)

 初手にドラパルトが投げられそうな時はゴリラを投げていましたが、読みが外れてこちらの壁張型とミラーになった時が面倒でした。同速勝負で上から殴られてなにもできずに退場することもありました。ミラー対策で調整をいじろうかと以前から思っていますが結局なにもしていません。熱湯を採用してにやにやしている場合ではなかったかもしれません。

 

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やどみがエルフーン

 こちらに挑発持ちや拘りトリックをできるポケモンがいないので処理が面倒でした。前期まではこの型のエルフーンミミッキュ対策にパルシェンを入れていましたがポリ2が増えて無力になったので解雇しました。ドラパルトで呪いをいれたり、やどりぎ無効のゴリラで強引に突破することもありましたが基本的に当たるとめんどくさかったです。

 

6.所感

 今期はDLC解禁後初のシーズンということで使いたかったマリルリジバコイルを活躍させることができて嬉しかったです。環境トップのポリ2を起点にするダイマエースを入れたことで良い成績が残せたと思います。

 ただ、シーズン中盤にポリ2の放電で一発で麻痺を引く不運が8回続いた時は5万位まで溶かしました。ランクマは不運続きでいらいらしてる時や疲れていて頭が回らない時は順位を溶かすだけなのでやらないほうがいいです。放電8連麻痺の確率は強運トゲキッスが15連で急所を当ててくれる確率と同じくらいなので、そろそろ急所フィーバータイムが来るかもしれません。

 最終二桁を目指して今後も楽しんでいきたいと思います。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました。